はじめに:楽天・Amazonで“売れているのに、利益が出ない”と感じたら読む記事
「楽天で月商300万円あるけど、利益が残らない」
「Amazonの広告費が月30万円超え。このままでいいのか不安」
「リピーター施策を打ちたいのに、顧客データが手に入らない」
このように感じている方にこそ、「自社EC構築」は今すぐ始めるべき“次の一手”です。
特にShopifyは、楽天やAmazonの在庫・物流を活かしながら、利益率・自由度・ブランド力をすべて高める仕組みを作ることができます。
この記事では、楽天・Amazonに出店している方がShopifyを使って自社ECを始めるための**実践的ロードマップ(6000字超)**をお届けします。
第1章:モール依存の限界がもたらす5つの課題
1.1 粗利が削られる
楽天:RPP広告費+楽天ポイント原資+販売手数料=実質30%以上の費用負担
Amazon:FBA手数料+販売手数料+広告=粗利率10%以下になることも
1.2 顧客情報が取れない
- メールアドレス・電話番号・購買履歴が取得できない
- ステップメールやLINE配信ができない
- ファン育成ができず、LTVが伸びない
1.3 価格競争から抜け出せない
モール内では、**「価格」「レビュー」「配送スピード」**だけで勝負することになり、競合との消耗戦になりやすい。
1.4 ブランドが埋もれる
モールでは「ショップ名」より「商品タイトル」が主役。
ショップの世界観やストーリーが伝わりにくく、指名買いが起きない。
1.5 イベント依存の不安定な売上構成
楽天スーパーSALEやAmazonタイムセールに頼る形だと、売上が“イベント頼み”で安定せず、リピーターが育たない。
第2章:なぜShopifyで自社ECなのか?
2.1 世界標準のECプラットフォーム
- 世界175ヵ国、数百万店舗が導入
- 月額3,400円〜でスタート可能
- 高速表示・スマホ最適化・豊富なアプリ連携
2.2 モール在庫と連携できる
- Amazon FBAと「Multi-Channel Fulfillment」で在庫共有
- 楽天スーパーロジもAPI連携で在庫・出荷を自動化可能
2.3 自由なマーケティング施策
- LINE連携(CRM PLUS、ECAI)
- メールマーケ(Klaviyo、Omnisend)
- クーポン・ポイント・定期購入機能も追加可能
2.4 ブランドを育てられる
自社ECなら、トップページに「理念・ストーリー・製造背景・受賞歴」などを掲載し、価格以外の“買う理由”を伝えられる。
第3章:実例で学ぶ!楽天・AmazonセラーのShopify導入成功事例
成功事例①:ナチュラルフード「おいしい旬菜」
- 楽天でレビュー平均★4.4、でも粗利10%
- Shopify導入+定期便モデルに移行
- 自社EC売上:初月50万円 → 5ヶ月後に200万円超
- リピート率:19% → 42%
成功事例②:ライフスタイル雑貨「SEIKATSU+」
- Amazonで価格競争に巻き込まれる
- 自社ECでブランド訴求に集中
- LINE登録者数:3ヶ月で5,000人超
- 平均注文単価:2,300円 → 3,800円
成功事例③:アウトドアギアメーカー「GEARWORKS」
- 楽天で月商500万→Shopify併用で1,100万に
- GA4+Shopify分析で購入導線を改善
- 顧客単価20%UP、レビュー数も1.8倍に増加
第4章:Shopifyで自社ECを立ち上げるステップバイステップ
ステップ1:商品データ移行
- 楽天RMS/AmazonセラーセントラルからCSVをエクスポート
- 「Matrixify」でShopifyに一括登録
ステップ2:テーマ選定とデザイン構築
- 無料テーマ:Dawn/Craft/Sense
- ロゴ・カラー・フォントを統一して世界観を形成
- LP型ページも自由に構築可能(例:商品特徴 × お客様の声 × FAQ)
ステップ3:決済・配送設定
- Shopify Payments(カード・ApplePay・コンビニ決済)
- Amazon FBA発送設定(マルチチャネル連携)
- 送料ルールも柔軟に設定可能
ステップ4:販促施策の導入
- LINEクーポン施策(初回+レビュー投稿で次回10%オフ)
- メルマガ登録 → ステップ配信で定期便誘導
- SNS集客(Instagramショッピング、TikTok、YouTube Shorts)
ステップ5:分析と改善運用
- GA4連携で「入口〜CV」までの導線可視化
- カート離脱率・ステップメール開封率・LTVモニタリング
- ShopifyアプリでABテスト・自動化も実施可能
第5章:コストとROIの目安
費用項目 | 月額目安 |
---|---|
Shopify Basicプラン | 3,400円 |
アプリ(LINE連携・レビュー・定期便) | 5,000〜10,000円 |
独自ドメイン取得 | 年間1,500円程度 |
広告予算 | 月2〜5万円(初期テスト) |
→ 初期投資月額:約1万〜1.5万円でスタート可能
→ モールの手数料圧迫分で回収可能なレベル
まとめ:自社EC=「自分の土台」を持つこと
モールで培った販売力を、「借り物のプラットフォーム」ではなく、“自社の資産”として蓄積できるのが自社ECの強みです。
Shopifyを使えば、今の在庫やオペレーションを活かしたまま、
利益率・ブランディング・LTVを大きく改善できます。
まずは無料トライアルから始めてみてください。
不明点があれば、私たちK-Style-ECが全力でサポートします。
コメント