はじめに:売れているのに、なぜか“儲からない”あなたへ
楽天やAmazonである程度売れているのに、「利益が薄い」「リピートにつながらない」「ブランドとして覚えられない」――そんな“違和感”を抱えているセラーは非常に多いです。
その原因は、「顧客データ」「ブランディング」「販促施策」など、本来マーケティングに不可欠な要素をモールが握っている構造にあります。
その構造から脱却し、利益率と自由度を取り戻すカギが「自社ECの構築」。この記事では、Shopifyを使って自社ECを立ち上げ、売上の柱を増やす戦略を、実例・具体ステップを交えて紹介します。
1. Amazon・楽天にある“限界”とは
1-1 手数料がかさみ、利益が圧迫される
Amazon:販売手数料 約15%、FBA手数料、広告費
楽天:販売手数料+楽天ポイント原資+RPP広告費
売上が伸びるほど「利益が減る」構造に気づくタイミングが訪れます。実際、モール広告費の比率が30〜50%に達している事業者も珍しくありません。
1-2 顧客データが取得できず、リピートが仕掛けられない
モール経由の顧客データはほぼ取得不可。LINEステップ配信・メールマーケティング・レビュー活用など、LTVを高めるための施策が打てません。
1-3 ブランド認知が積み上がらない
検索結果に並列表示され、価格・レビュー・配送スピードでしか選ばれない。商品の差別化が難しく、「あなたのブランドだから買う」理由が育ちにくいのです。
2. Shopifyが選ばれる理由
Shopifyは、世界175ヵ国で導入されているECプラットフォーム。
日本でも大手アパレル・飲食ブランドが活用しています。
Shopifyの3大メリット
- 利益率UP:モール手数料がなく、売上=自分の資産に
- データ取得:購入者情報・カート離脱率・ページ滞在時間などすべて分析可能
- マーケ施策の自由度:LINE/メルマガ/SNS広告など、販促手法が豊富
特に「在庫・受注をAmazon・楽天と連携できる」のがポイントで、今のオペレーションを変えずに始められる点が好評です。
3. Shopify成功事例(実データつき)
◆ 化粧品ブランド「Kirei-Cosme」
Amazonレビュー依存の課題→LINE連携+動画コンテンツでファン化
- 月商:120万円 → 290万円(5ヶ月後)
- LTV:7,800円 → 13,200円
◆ 食品EC「和ごころ本舗」
楽天スーパーSALEでしか売れない→自社ECで定期便化
- リピート率:18% → 45%
- 客単価:2,500円 → 3,800円
◆ 健康器具メーカー「Active-Plus」
Amazon評価4.2止まり→自社ECで詳細訴求+ユーザー事例掲載
- 平均滞在時間:38秒 → 3分21秒
- CVR:1.1% → 3.8%
4. Shopify構築の実践ステップ
Step1:商品データをCSV化
Amazonセラーセントラル/楽天RMSから商品情報をエクスポート。
→Shopifyアプリ「Matrixify」で一括アップロード。
Step2:決済・配送の設定
- 決済:Shopify Payments(カード・ApplePay・コンビニ対応)
- 配送:Amazon FBAの「マルチチャネルサービス」で自社EC注文も出荷可能
Step3:テーマ設定・デザイン構築
初心者には無料テーマ「Dawn」がおすすめ。
商品写真+キャッチコピーでブランド感を演出。
Step4:SNS・LINEと連携
- Instagramショッピング設定
- LINE公式アカウントとShopify連携(ECAIなどで簡単)
- クーポン施策とレビュー依頼で定着化
Step5:アクセス解析と改善
- GA4で導線分析
- Shopifyのレポート機能で売れ筋を把握
- カート離脱率→フォーム改善→CVR向上のPDCA運用へ
5. 集客は「組み合わせ」で仕掛ける
集客施策 | 内容 | 成果事例 |
---|---|---|
商品写真+使い方動画 | 投稿→ストーリー→商品購入が3ステップで完結 | |
LINE | ステップ配信でLTV向上 | 開封率70%、クリック率28% |
SEOブログ | 「○○ 比較」「○○ 使い方」で指名なし検索を獲得 | 月6本更新で検索経由売上が売上全体の25%に |
リターゲ広告 | Meta・Google・LINE広告で訪問者を再獲得 | ROAS平均400%以上 |
6. よくある質問と回答(FAQ)
Q. Shopify構築にいくらかかる?
→ 月額3,400円〜。最小限アプリ構成なら月1万円前後で運用可能。初期構築を自分で行えば外注費ゼロ。
Q. 在庫や物流はどうする?
→ Amazonや楽天の物流(FBA・スーパーロジ)をShopifyから活用可能。在庫管理も一元化できます。
Q. デザインやコーディングが苦手でも大丈夫?
→ 無料テーマとノーコードアプリで十分対応可能。初期構築支援サービスも充実。
まとめ:モールで学んだ「売る力」を、自社の“資産”に変えるとき
楽天・Amazonで実績を積んだあなたは、「売る力」をすでに持っています。
あとは、その力を「プラットフォームの借り物」ではなく、自分の資産として蓄積するステージへ進むだけです。
自社ECは、あなた自身の「売れる仕組み」を作り、価格競争の外側で利益とブランドを構築できる最高の手段です。
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